お正月は例年、初詣に出かける方も多いですよね。皆さんお参りの作法に正しいやり方をご存じでしょうか?
また、神社とお寺では実は作法に違いがあるのです。
正しい参拝のお作法を理解して、神様に失礼のないようにお参りしましょう!
また、初詣といえば、おみくじは定番ですね。引いた後に持ち帰るのか?木に結ぶのか?諸説あり、迷ってしまいますよね。
今回の記事では初詣のお参りの方法について解説します!
関連記事:初詣はいつまでに行くべき?その由来と意味についてご紹介
関連記事:熊本県人吉にある国宝「青井阿蘇神社」初詣の混雑状況は?アクセス方法?
関連記事:肥後国一の宮の阿蘇神社へのアクセス方法は?おすすめポイントをご紹介
初詣のお参り、正しいやり方は?
初詣のお参りでは、神社かお寺かで参拝のやり方が違うのです!
お参りする先がお寺なのか、神社なのか、事前に調べておき、正しい作法で参拝しましょう♪
神社
1:鳥居をくぐる
神社の入り口には、神社の地図記号のもとにもなった鳥居があります。
この鳥居をくぐる前に、足を止めて浅く一礼(お辞儀)をします。
2:参道では端を歩く
真ん中は神様の通り道ですから、人間が通るのは失礼に当たります。
できるだけ端の方を歩きましょう。
とは言っても、初詣の際には混雑していて、参道にぎっしり人がいる場合も多いでしょう。
そういう場合は、もちろん仕方ありませんので、気にする必要はありません。
人がすいているところで、気をつければ大丈夫です。
3:手水舎で手と口を清める
神社の境内には、柄杓の置かれた手水舎という手と口を清める場所があります。
手だけを洗って済ませる人もいますが、口まですすぐのが本来のルールです。
b.再度右手に持ち替えて左手に水をため、その水で口をすすぎます。
c.右手に持った柄杓に水を掬い、口のついた左手を洗い流します。
d.最後に柄杓を立てるように傾け、柄杓の中に残った水で柄杓の柄を洗い流します。
柄杓は元あった場所に伏せて戻しましょう。
清めた手は服で拭ったりせず、清潔なハンカチやタオルで拭きましょう。
4 :お賽銭を奉納する
縁起を担ぐ意味で「5円」を奉納する人は多いですが、5円でなければいけないということはありません。
ここで重要なのは、金額よりも祈りと感謝の気持ちです。
投げつけるのではなく、弧を描くように投げ入れると良いでしょう。
5:鈴を鳴らす
何度もガラガラと鳴らすのは良くありません。静かに1回だけ鳴らしましょう。
6:二礼二拍手一礼の拝礼をする
これはご存じの方も多いですね。
神社での礼(お辞儀)・拍手は、二礼二拍手一礼が基本です。深い礼(お辞儀)を二回、両手を胸の前で打ち鳴らす拍手を二回、最後に両手を下ろして深い礼を一回です。
お寺
1:山門をくぐる
神社の鳥居に当たる場所です。足を止め、浅くお辞儀をしましょう。
2:参道はどこを歩いてもOK
神社と違い、真ん中を歩いても構いません。
混雑時には、もちろんお寺の人員整理に従いましょう。
3:手水舎で手と口を清める
これは神社とやり方は同じです。
4:ろうそくや線香を立てる
用意されていないお寺もありますが、用意されているお寺では捧げましょう。
また、その際に火を灯す方法ですが、必ず新しく火を灯しましょう。既に灯されている火からもらって灯すのは前の参拝者の業も受けてしまうとされています。
5:お賽銭を奉納する
これも神社とルールは同じです。
6:静かに合掌し、お辞儀をする
神社と違い、拍手はしません。
静かに手を合わせ、深く一礼しておしまいです。
初詣のおみくじを引いたあとはどうするべき?
初詣といえば、おみくじを引くのが定番ですね。おみくじは、引いた後に良い結果でも、悪い結果でも、一度持ち帰って読み返すと良いとされています。
悪い結果であったとき、神社内の所定の場所に結ぶことで厄除けをするのは構いませんが、木などの決められていない場所に結ぶことはしてはいけません。結ぶ場所が用意してありますので、必ず決められた場所に結ぶようにしましょう。
悪い結果であった時に、引き直すことはしてはいけません。
良い結果も悪い結果も神様からのメッセージと捉え、悪い結果が出た時にも身の処し方を考える材料とするのが良いと言われています。
ただし、どうしてももう1度引きたいという場合は、同じ日に何度も引き直すのでなく、別の日に参拝した時に、もう一度改めておみくじを引くのは構わないとされています。
関連記事:おみくじの文章を書いているのは誰?気になったので調べてみました。
おみくじの紙を処分するときには、決してごみなどに出したりせず、お焚きあげをお願いしましょう。
その場合、必ずしも引いた神社に持っていく必要はありません。
おみくじを引く人々の様子です↓
出雲大社初詣と「おみくじ」
初詣は正しいお作法でお参りをし、おみくじはできれば持ち帰りましょう!
今回の記事では、初詣のお参りの正しいやり方とおみくじについてご紹介しました。
初詣、実はお寺と神社でお参りの作業は細かいところが違っていますね。参拝する先がお寺なのか神社なのかよく確認し、参拝先の神様に失礼のないようにお参りをしましょう。ご利益があるかもしれませんね。
今年の初詣はお作法を意識してお参りすると、ご利益があるかもしれませんね!
最後までお読みいただきましてありがとうございました。