衣替えでしまった洋服は、長く取り出していないと臭いが発生してしまいがちです。また、防虫剤や消臭剤と一緒にしまっておくと、その薬剤自体の臭いが染みついてしまうこともあります。
しまいこまれた洋服に特有のカビ臭い臭いも、消臭剤や防虫剤の臭いも、できれば発生させたくないですよね。臭いをつきにくくするため、また、どうしてもついてしまった臭いを取るためにはどんな対策があるのか?そして、臭いの原因とはなんなのか?
今回の記事では衣替えで洋服をしまっておく時の臭い対策について、解説します!
目次
衣替えでしまった洋服の臭いはどう対策する?
しまう前にできる臭い対策
汗ジミや皮脂汚れ、あるいは洗剤の落とし残りで汚れているのに気づいたら、しまう前によく洗濯しましょう。特に、落ちにくい皮脂汚れや洗剤の洗い残りにはお湯と粉タイプの洗剤を使うのがオススメです。
目に見えなくても汚れが付着している可能性がありますので、基本的には1度でも着用したことのある洋服はしまう前に洗うことようにしましょう。
また、洗濯機に入れるお湯はお風呂の残り湯などは使わず、綺麗な水を使いましょう。
消臭剤や防虫剤を入れる場合は、できるだけ無香料のものを選び、どうしても香料入りのものを選びたい場合は臭いが混ざらないよう、臭いのついているものは一種類だけにしましょう。また、服に直接薬剤がつくと染みや変色の原因になることもありますので、カバーなどをかけて服に接触しないようにしましょう。
また、特に空気の入れ替えにくい衣装ケースや箪笥では、カビ対策として、湿気を防ぐ防湿剤を入れておくのもオススメです。
しまった後の臭い対策
しまった後も、カビ臭くなるのを防ぐため、一週間に一度程度クローゼットや衣装ケースの換気をすると良いでしょう。カビは予防が大切です。洗っても落ちない場合もありますので、ぜひ定期的な換気を忘れないようにしましょう。
取り出した後の臭い対策
取り出した後に臭いがある場合、カビ臭い臭いやこもったような臭いの場合はまずは天日干しがオススメです。
それほど酷くない臭いなら、晴れた日の昼間に外に干しておくだけですっきり取れる場合が多いです。
それでも取れなかった場合、一度殺菌作用のある洗剤で洗濯してから着ましょう。特に、カビ臭い臭いの場合は実際にカビが繁殖しているわけですから、そのまま着るのは衛生的にも良いものではありません。
消臭剤や防虫剤の臭いの場合、脱臭剤と衣類を一緒に大きなビニール袋(新しいゴミ袋などで構いません)に入れて数時間置き、臭いが取れてきたらハンガーに吊るし、スチームアイロンを当てていきます。この時、スチームアイロンは蒸気を当てることが目的なので、衣類から数センチ離して当てていきましょう。
最後に、数時間ほど陰干しし、臭いが取れれば着て構いません。
また、こうした手間をかける時間がない、という場合や、蒸気でも取れない頑固な臭いはファブリーズなどの消臭スプレーを使うのも有効です。
気になる臭いの原因
カビ臭い臭いやこもったような臭いの場合は、やはりカビが実際に繁殖している場合がほとんどです。
目視できない程度であれば、天日に干して洗濯することで落ちることが多いですが、明らかに目視できるような場合や、洗濯やクリーニングでも臭いが落ちない場合は諦めて捨ててしまうしかありません。カビには予防が大切なのは、これが理由なのです。
防虫剤には独特の臭いがあります。そして、どうしても洋服に近い所に置く必要があるため、薬剤の臭いが染み込んでしまう場合があるのです。
汗ジミや皮脂汚れの場合は、そこに雑菌が繁殖しています。この場合、洗濯し直しにはカビの対策と同じ、殺菌作用のある洗剤を使いましょう。
衣類の臭いを撃退!衣替えの際には臭い対策を忘れずに
今回の記事では、衣替えでしまっておいた服を出した時の嫌な臭いの対策や原因についてご紹介しました。
しまってあった衣類のカビ臭さや防虫剤の独特な臭いは自分だけでなく、着ていると周囲の人も不快にさせてしまうものです。
久しぶりに箪笥やクローゼットから出した服に臭いがついていたら、あるいはしばらく着ない服をしまう前には、しっかりと対策しておくことをおすすめします!
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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