冬から春への衣替えで最も重要なのは、次の冬シーズンまで着ない厚手のコートですよね。
箪笥の中での位置を変えるだけのトップスやスカートと違い、厚手のコートは手前側に置いてあると邪魔になってしまうため、いつもは手の届かないクローゼットの奥にしまい込んでしまうことになります。
今回の記事では、春の衣替えにおける冬物コートを実際にしまう方法と、しまう前にしておくべき保管の手順についてご紹介します。
目次
衣替えの時、冬物コートはどうしまうべき?
コートは衣類の中でも最も外側に着るものですね。つまり、コートはたくさんの汚れやホコリ、雑菌などがついてしまっています。ということで、まずは洗濯やクリーニング等で汚れをしっかりと落とすことが重要です。その後でクローゼットにしまう、という流れですね。
クリーニングから帰ってきたコートは、かかっているビニールを外し、必ず1日程度陰干しをしてしっかりと乾燥させ、不織布などのクローゼット用カバーをかけてからしまいましょう。
この時、収納の仕方は主に2種類で
・吊るす
・畳む方法
のどちらかになります。
どちらの収納の仕方かはコートの素材によって選びましょう。それぞれ解説します。
収納方法:吊るす
ウール地や、ファーの取り外せないもの、レザーコートなど、畳んで収納するとしぼんでしまうような素材でボリューム感が大切なものや、シワがつきやすいものは吊るして収納します。
2.ボタンのついたものは全てボタンを閉じ、コートの肩幅に合ったハンガーにかけてクローゼットにしまいます。
クローゼットにしまう際の注意点として、クローゼットに服を詰め込みすぎずコートとコートの隙間に手を入れたらスッと入る程度には開けて吊るしましょう。また、クローゼット収納の際にカバーをかけ、防虫剤を入れておくと、次に取り出すまでにホコリや害虫からコートを守ることができます。
収納方法:畳む
シワになりにくい厚い生地のコートや、ダウンジャケットなど中綿や羽毛の入っているものは、畳んで収納して構いません。収納の際は、フェイスタオル程度の大きさのタオルを2枚使います。
2.ボタンは外し、ベルトやファーなど取り外せるものは取り外します。
3.綺麗な床にコートを表に向けて置き、形を整えます。
4.袖を手前側に向けて折り畳んだ後、丸めたフェイスタオルを三つ折りになる位置に置き、そのまま三つ折りにして畳みます。腰までの短いコートなら二つ折りで構いません。
コートのクリーニングは出した方が良い?
コートをクリーニングを出すべきか自宅で洗ってしまえるのか悩む場合があるかと思います。
・自宅で洗う
それほど分厚くない生地のものや、綿やポリエステルでできているトレンチコート、モッズコートなどはホームクリーニングでも洗うことができます。その場合、素材に合った洗剤を使うようにしましょう。
・クリニーングに出す
自宅の洗濯機で洗ってもいいのか判断がつかない素材の場合や、ウールやレーヨンなど洗濯機では洗えないものや、革などの高級なコートの場合は、プロに任せた方が良いでしょう。
お気に入りのコートは、衣替え時に正しいしまい方で長く着ましょう!
今回の記事では、衣替えの時にコートのしまい方や自宅洗いにするか、クリーニングに出すかという点についてご紹介しました。
コートは高いこともありますが、お気に入りのコートは誰しもできるだけ長く楽しみたいですよね。ぜひ、衣替えの時に正しいしまい方をして、長く保管しておけるようにしましょう。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。