静電気、嫌なものですよね。特に子供の場合、バチッとくる放電の衝撃が痛くて、怖がったり泣いたりしてしまうような子もいます。乾燥する冬場は特に子供には静電気がたまりやすくなりますね。
子供の静電気、なるべくなら起こらないように、または、除去対策をしてあげたいという気持ちはどのご両親にもあるでしょう。
なぜ子供に静電気は起こりやすいのか?そして、静電気の起こる仕組みとは?
今回の記事では、お子さんの静電気対策について解説します!
子どもに静電気が発生するのはなぜ?
そもそも、人間の身体は生きている限り肌の表面に微弱な電流を帯びているものです。さらに、衣服や外出先などでの摩擦によって、身体に電気が溜まっていきます。
これを帯電と言います。
特に、子供は滑り台やうんてい、ジャングルジムなど、摩擦の起きやすいものを使って遊ぶことが多く、友人間でのスキンシップも多いため、どうしても摩擦による帯電を起こしやすいんですね。
この帯電した電気は、通常肌の表面にある水分などを通して、徐々に空気中に放電されていきます。
ですから、汗をかきやすく、空気中も湿気の多い夏場には静電気が起こりにくいのですね。
<静電気が発生する要因のまとめ>
・冬場は乾燥しているため放電しづらい
・子供は摩擦によって帯電しやすい
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子どもの髪の毛で発生する静電気の対策は?
子供の髪の毛はふわふわと柔らかく、大人よりもかなり細いため、どうしても電気を溜めやすくなってしまっているのです。
こんなふうに、ふわふわの髪の毛が静電気でゆらゆらとしている様子はどことなくユーモラスですが、この状態はかなり身体に電気が溜まっている状態です。
例えば、次のご紹介する動画では静電気が発生して放電されるまでの子どもの髪の毛の動きがわかりますね。
参考)静電気で息子の髪の毛が・・・
身体に静電気程度の電気が溜まったからと言って悪影響はありませんが、その状態でドアノブなどに触れてしまえば「バチッ!」とあの大人でもびっくりしてしまう衝撃を起こしてしまうことは必至です。なんとか、対策して嫌な静電気を遠ざけたいですね。
静電気対策として一般的に挙げられるものとしては、
2.帯電しにくい衣類を着ること、
3.保湿をしっかり行うこと
が重要!。
例えば、乾燥しやすいウールやポリエステルなどの衣類を避け、綿や麻の衣類にするだけでもかなり帯電しやすさが変わります。また、静電気除去シートなどが設置してある場所では、積極的にシートに触れ、溜まった静電気を逃がしていくといったことも効果的。
さて、子供の静電気対策としては、衣類に柔軟剤を使うことや髪に保湿を行うことがポイントです。
柔軟剤に含まれる界面活性剤は空気中の水分を引き寄せ、帯電した静電気を放電しやすくしてくれます。また、髪を保湿するのも同様で、ヘアトリートメントはもちろん、気軽にスプレーできる静電気除去スプレーなども効果アリです。
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子供の静電気対策は衣類と保湿がカギ!
今回の記事では、静電気が発生する理由や対策についてご紹介しました。
子供の静電気対策で一番手っ取り早いのは、帯電しにくい衣類を選ぶことです。
特に、綿100%の衣類は肌にも優しく、お子さんの身体にも良いのです。ポリエステルやナイロンが悪いというわけではありませんが、どうしてもこれらの素材は帯電しやすい素材のため、少しの摩擦で静電気を溜め込んでしまうのです。
また、外出先で静電気が起こってしまう場合は、子供でも使えるような静電気除去スプレーで対策するのも良いですね。
衣類と保湿の両面で、お子様を静電気からガードしましょう!