厄年とは、凶事や災厄などに合いやすく、充分な注意が必要とされている年のことで、およそ平安時代ごろから続いている風習のことを言います。
厄年の年齢は男女で違い、また、女性の場合30代で2回厄年が訪れるなど、なかなか忙しい行事でもありますね。
これは、一般的に身体的・社会的に大きな変化の訪れる年で、女性ではこの頃妊娠・出産を迎える方も多いからではないかと言われています。
今回の記事では、2018年に厄年を迎える女性について、また、厄年を迎えるに当って気をつけなければいけないことについてご紹介します。
ご参考となれば幸いです。
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2018年の女性の厄年は?
2018年に厄年を迎える女性は、2018年に数え年(満年齢+1歳)で19歳、33歳、37歳を迎える女性です。
33歳:1986年(昭和61年)生まれの寅年
37歳:1982年(昭和57年)生まれの戌年
の方が当てはまります。
また、上記で紹介したものは本厄の年で、この前後の年に前厄と後厄があり、神社などでお祓いをしてもらう場合は前厄・後厄の年にもお祓いをしてもらうのが一般的です。
32歳:1987年(昭和62年)生まれの卯年
36歳:1983年(昭和58年)生まれの亥年
34歳:1985年(昭和60年)生まれの丑年
38歳:1981年(昭和56年)生まれの酉年
です。
また、女性の場合、満36歳の年に年女と厄年が重なることになりますが、厄年が気になるようならお祓いをしてもらうことは問題ありません。それによって年女のご利益が減ったり、なくなったりすることはありません。
神社によっては数え年61歳の年も本厄に含むところがあります。
そのような神社では1958年(昭和33年)生まれの戌年の女性も対象になります。もちろん、そのような神社では前厄として1959年(昭和34年)生まれの亥年の方、後厄として1957年(昭和32年)生まれの酉年の方もお祓いの対象となります。
この場合も、男性の厄年と同じように、満60歳の方は本厄と年女が重なることになりますが、お祓いをしてもらうことに何の問題もありません。
参考:女の30代はほぼ厄年!? さらにご利益をいただくためのご祈祷方法
厄年の女性がやってはいけないことがある?
厄年の女性も、男性と同じように、新しいことを初めてはいけないとされています。
・家を新築する
・結婚をする
・引っ越しをする
・転職をする
等々が挙げられますね。
男性の厄年の記事でもご紹介したように、身体的・社会的な大きな変化と共に新しいことを初めてしまうと、心身ともに疲れ切ってしまい、体調を崩してしまったり、初めたことが上手く行かなくなったりしてしまうということです。
逆に言えば、自分の体調や環境と相談の上、無理のないことならばしても構わないのです。
女性が気になる妊娠・出産は…?
さて、ここで女性ならではの懸念が出てくるかと思います。
記事冒頭でも少し触れましたが、この頃の女性はそろそろキャリアも軌道に乗ってきて、妊娠・出産を考える年齢ですよね。
実は、厄年の出産は「子供が厄を持っていってくれる」と言い、厄落としになるとして縁起が良いものとされているのです。
ですから、妊娠・出産することは何ら問題ありません。
しかし、出産後、「子供に厄が移ってしまう」との考え方から、今度は子供に移ってしまった厄を落とすため、形式的に「捨て子」の形を取る儀式を行うと良いとされています。
女性の厄年は妊娠・出産時がポイント!厄払いの儀式を忘れずに
今回の記事では、2018年の女性の厄年についてご紹介しました。
女性の厄年も男性同様、身体的・社会的に大きな変化のある年です。女性の場合は、妊娠・出産も大きな節目になることでしょう。
捨て子の儀式は、男の子ならば行わなくても良いという地方や、場所も神社や川の向こう側、道祖神、と地域によって様々な方法がありますので、妊娠・出産を控えていらっしゃる方は、是非一度お住いの地域の風習を確認してみることをおすすめします。
厄年と上手に付き合いながら、つつがなく一年を過ごせると良いですね。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。