日本には、大陸からの偏西風によって毎年大量の黄砂が飛んできます。黄砂が飛んでくる時期は、基本的に春から初夏にかけてですが、この時期は、車が特に汚れてしまう為、頻繁に洗車をしているという方を見かけます。
この春から初夏にかけての時期の車の汚れの正体は黄砂の場合が多く、洗車をする事で車に小傷が付いてしまう可能性もあるのです。そのため、洗車が怖くてできないという方も中にはいらっしゃいますが、黄砂の汚れをそのままにしていて、黄砂が落ち着いた時期に洗車をしても、車には黄砂が残っている為、結果は変わらないのです。
今回の記事では、黄砂時期の洗車の方法についてご紹介します。
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黄砂の汚れ、洗車は水洗いで問題ない?
最近よく水洗い洗車を見かけますが、結論から言えば黄砂に関しては水洗いでは十分な洗車は行えません。
車屋さんでも、特殊なコーティングを施している車などでは、洗車は水洗いで大丈夫ですよと言われる事もあるのですが、この特殊なボディーコートを施工している場合を除いては、黄砂の汚れに対しての水洗いはあまり有効では無いと言えるのです。
そもそも、黄砂は平たく言えば微粒子の砂です。
この黄砂は車のボディーに残りやすく、更には成分も様々なため、水洗いだけでは取り除く事ができないのです。そのため、例えば水洗いをしたとしてもボディーにくすみが残ってしまったり、汚れがそのまま残ってしまうという事にもなってしまうのです。
基本的に黄砂の季節はカーシャンプーなどをしっかりと使用して、黄砂を洗い落とす事が大切なのです。
・黄砂は微粒子の砂
・水洗いだけでは取り除くことができない
・カーシャンプーを使用する
気を付けるべき洗車のポイントは?
黄砂が付いた車を洗車する際には、いくつか気を付けるポイントがあります。
まず、洗車をする前の段階なのですが、スポンジは綺麗な物を使い、カーシャンプーはケチらずに濃い目に使うという事です。これは、カーシャンプーを多く使う事で、ボディーとの摩擦を減らし傷を付きにくくする事が目的なのです。
カーシャンプーは多めに使うようにしましょう。
また、ボディーに着いた黄砂をしっかりと表面的にでもやや強めの水圧で流す事も大切です。これは、水で流れるレベルの黄砂は触ると動くため、スポンジの間に入りやすいからです。
一番大切なことですが、洗車をする際には水を掛けながら洗うという事です。
これは、カーシャンプーを多めに使うという事と同じ効果にプラス、水を流しながら洗う事によって、黄砂をボディーに残さないという効果があります。
カーシャンプーを多く使用したりスポンジを新しい物を使ったりすると、一見コストが掛かってしまうように感じる方もいらっしゃるかと思います。しかし、傷が付いた場合には修理や補修にそれ以上に金額が掛かりますので、修理代と比較をするとスポンジやカーシャンプーは高くても数百円から千円前後ですので、コスト的にも節約する事ができるのです。
基本的にこの方法を実践するとボディーの傷は最小限に抑えられ、綺麗に洗車をする事ができるのです。
・綺麗なスポンジを使用する
・ボディーとの摩擦を減らして傷が付きづらくするためにカーシャンプーは多めに使う
・やや強めの水圧で水をかけながら洗車する
参考)高圧洗浄機で黄砂をおとせるか
黄砂時期も綺麗な車で生活を
今回の記事では、黄砂時期における洗車の方法についてご紹介しました。
黄砂の洗車と聞くと、ネガティブなイメージがあったりするかもしれませんが、この様に黄砂時期だからと言って洗車の方法が無いわけではありません。しっかりした方法で洗車をする事で、傷を最小限に抑える事もできますし、いつでも綺麗に保つことができるのです。
いつもは黄砂時期には洗車をしないという方も、今度の黄砂シーズンは洗車をしてみてはいかがでしょうか。
とはいえ、洗車も時間が無い方も多いですよね、でもとりあえず見た目はきれいにしておきたい!という方は、
とりあえずこれを使っておくと便利です!笑。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。