毎年、冬になるとインフルエンザが流行りますね。予防接種のお金だってバカになりませんし、受けたからと言って必ずかからないとも限りません。また、抵抗力の弱いお子さんやお年寄りは命に関わることもあります。
そんなインフルエンザの脅威ですが、実は、昔からある「あるもの」が予防に効くことをご存知ですか?
それは梅酢に含まれる「梅酢ポリフェノール」なのです。インフルエンザウイルスの増殖を抑えることが研究でわかっており、現在うがい液の開発が進んでいます。
今回の記事では、梅酢でインフルエンザを予防する方法についてご紹介します。
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目次
梅酢がインフルエンザの予防に効く?
予防に効くわけは?
梅酢の中には、殺菌・解毒作用のあるポリフェノール、疲労回復に効果のあるクエン酸、デトックスやお通じに良いリンゴ酸などが豊富に含まれています。梅酢の殺菌効果は非常に強力で、その即効性は梅干しや梅肉エキスを超えると言われています。この殺菌効果はクエン酸・リンゴ酸を中心とした有機酸の効能です。
クエン酸は他にも有名な疲労回復の他、食欲増進や肝臓や腎臓の働きを補助してくれたり、疲れにくい身体を作ってくれたり身体が酸性に傾くのを防いでくれる抗酸化作用があります。
殺菌・抗菌効果と合わせ、肝臓や腎臓の働きを補助してくれることで、免疫力アップに繋がり、インフルエンザはもちろん多くの菌やウイルスが身体の中で増殖するのを防いでくれます。
そもそも梅酢とはいったい何?
梅干しを作る過程で塩漬けを行いますが、梅と塩のみで2週間ほど漬け込むと、梅から大量の液体が出てきます。これが梅酢です。
水を加えていないので、この時梅から出てきた「梅酢」には梅の栄養素がたっぷり入っているというわけなのです。
梅酢に含まれる成分
梅酢ポリフェノール
「梅酢」の中には、「梅酢ポリフェノール」という成分が含まれています。梅酢ポリフェノールがインフルエンザウイルスの増殖を抑えることを発見したのは、和歌山県田辺市とJA紀南の「紀州田辺うめ振興協議会」です。
“ウイルスの増殖抑制作用については、梅酢ポリフェノール溶液の濃度が0・5%の場合、ウイルスの増殖は100分の1に抑えられた。また、不活性化についても濃度0・1~0・5%で調べると、感染性のウイルス量が減少し、感染性を急速に失うことが分かった。細胞への障害作用も、極めて弱いことが確認された”
引用元サイト:http://www.sankei.com/west/news/131128/wst1311280080-n1.html
細胞=私たちの内蔵や身体を傷つけることなく、ウイルスの増殖は抑えてくれ、感染性も抑えられる、つまり万一かかってしまったとしても、お世話をする人の危険性も少なくなるということです。
これは嬉しい発見ですね!
梅酢ポリフェノールはこの振興協議会が用途特許を取得しており、現在うがい液の開発が進み、臨床試験が行われているほか、今後サプリメントなどの商品開発も行われていくとのことです。
エポキシリオニレシノール
梅リグナンというポリフェノール群の一つで、こちらは梅干しでの研究結果がわかっています。
和歌山県立医大の研究によって初めて発見されました。
“梅干しのエキスを、H1N1型のインフルエンザウイルスを感染させた細胞に加える実験を繰り返し、有効成分のエポキシリオニレシノールを特定。ウイルスを感染させた細胞に、エポキシリオニレシノールを加えると、約7時間後にウイルスの増殖を約90%抑えられた”
https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0103R_R00C10A6CR8000/
こちらも同様にインフルエンザウイルスを抑制する効果があります。
梅酢の効果は抜群!是非レシピに取り入れ、インフルエンザ予防を!
今回の記事では、梅酢がインフルエンザの予防に効く理由についてご紹介しました。梅酢はインフルエンザだけでなく、菌やウイルス全体に対して予防の効果があります。また、その殺菌性からうがい薬などに使うのも有効な方法ですね。
梅酢には白梅酢と赤梅酢の二種類がありますが、赤梅酢は白梅酢に紫蘇を加えたもので、香りはつきますがその分殺菌効果は紫蘇のものも加えて高いです。
梅酢は薄めてドリンクにしても、料理に使っても美味しい食材です。
梅酢のレシピを載せておきますので、参考にどうぞ♪
病院が考えた健康レシピ★腎臓病にも!【大根の梅酢かけ】
日々の食事に梅酢をプラスして、上手にインフルエンザ予防しましょう!
最後までお読みいただきまして有難うございました。