昨今、小食や断食といった食事の量を制限する方が増えてきていますね。
少し前には、ファスティングという言葉で主にダイエット界隈で流行っていました。
ファスティングとは通常の食事を摂らず、酵素ドリンクなどの栄養素をたっぷり含んだジュースと、
水だけを摂るダイエット方法です。一食だけを酵素ドリンクにする方法から、何日間かジュースと水だけしか飲まず、徐々に復食していく方法まで様々ですが、通常数日間〜1週間程度の短気断食のことを指します。中には酵素ドリンクすら摂らず、一切水だけで過ごすという完全な断食を行う方もいます。いずれの場合も、身体に固形物を入れないことで普段休みなく働いている胃腸を休めて回復させ、身体のリセットとデトックスを行うことが目的です。
しかしこの断食、実はダイエットだけでなく、
風邪やインフルエンザにも効果があるという話もあると言われています。
インフルエンザの場合は、断食というより絶食に近い状態に結果的になる方も
多いと思います。
今回の記事では、インフルエンザに罹患中の絶食の効果について、ご紹介します。
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インフルエンザには絶食が効果的?
絶食やファスティングの状態は、
普段胃腸が食物を消化吸収するために使っている大量のエネルギーを使わず、自然治癒力が高まります。
また、身体に食べ物が入ってこないことで、
白血球が有毒物質や余分な栄養を処理する必要がなくなり、
結果的にウイルスに対して免疫力が高まります。
このことから、インフルエンザや風邪の時に
自然治癒力を高める目的で絶食やファスティングを勧める人も多いのです。
(但し、無理して絶食することはさけるようにしましょう)
また、発熱した時に食欲がなくなるのは、このメカニズムに関係しています。
つまり、病気を治すために大量の白血球とエネルギーが使われるため、
食事に使う分は減らしてしまおうというわけです。
この時無理に食事を摂ってしまうと、逆に免疫力を下げてしまうことになりかねません。
食欲がわかない時は、無理に食事を食べる必要はないのです。
2〜3日寝込んでいる程度なら食べなくてもその後、身体は回復してゆけます。
しかし、胃腸が元気になって食欲が出てくるようなら、
身体が栄養を欲しているということですから、
消化に良さそうなもので食事を摂るのが良いでしょう。
また、普段から断食を行うことで、普段から白血球を増やし、
免疫力を高めておくことは、インフルエンザだけでなく風邪の予防にも役立ちます。
風邪の時には断食は厳しいという方は、調子の良い時に断食を行っておくと良いかもしれませんね。
最低限摂取するものは?
意識的に断食する場合でも、結果的に断食となった場合でも、
最低限摂取しなくてはならないものはなんでしょうか?
それは水です。
ここで言う水はお茶ではなく、水か、発熱時に良いとされているスポーツドリンクなどです。お茶やコーヒーなどのカフェインを含む飲料はかえって身体から水分を排出させてしまい、発汗などで通常よりも多く失われる水分と合わせて脱水症状を引き起こす可能性があります。
また、水を多く飲むことでウイルスによって生まれた毒を排出するのを助けてくれます。
風邪の時にはとにかく発汗や排出が必要と言いますが、このウイルス性の毒を身体に残留・蓄積させないためでもあるのです。
水もポカリスエットも、内臓を冷やさないため、常温か、余裕があれば人肌〜お風呂ぐらいの温度にレンジなどで少し温めて飲むと、内蔵に余計な負担をかけにくいです。
インフルエンザの時の食欲減退は白血球からのSOS!無理して食べずに水分補給を
今回の記事では、インフルエンザに罹患中の絶食の効果についてご紹介しました。
断食は免疫力や自然治癒力を高めるうえでとても効果的な方法と言われています。
インフルエンザや風邪の時は逆に、
白血球やエネルギーが大量に消費されるため、食欲が減退することがあります。
つまり、意識して断食しようとしなくても、このような時には無理に食べないことが正解です。
その代わり、水やスポーツドリンクなどでしっかりと水分補給を行いましょう!
最後までお読みいただきまして有難うございました。