遂にネット炎上に対して、保険商品が発売されることになったようです。
「ネット炎上」が発生した場合の火消費用がまかなうことを目的として、
損害保険ジャパン日本興亜から3月6日から発売されることになりました。
いろいろな保険が世にありますが、企業の不祥事や従業員の不祥事などが
ネット、SNSを経由して世に知られてしまうことが多くなったからでしょうか。
私も保険は各種入っていますが、まさに時代の流れに沿った商品という言えますね。
少し掘り下げてみました。
ネット炎上保険の概要
正式な商品名は「ネット炎上対策パッケージ」となっています。
SOMPOリスクケアマネジメント株式会社
株式会社エルテス
損害保険ジャパン日本興亜株式会社
の3社が合同で開発した商品です。
http://www.sjnk.co.jp/~/media/SJNK/files/news/2016/20161116_1.pdf
ネット炎上が大規模化してしまった場合のリカバリー費用を
支援することを目的としたパッケージということで、
・Webリスクモニタリング
・ネット炎上対応サービス
・緊急時マスコミ対策支援サービス
という3本の具体的な支援サービスが提供されます。
パッケージ全体の対応シーケンスとしては、
Webリスクモニタリングで何か検知した場合に緊急通知が行われ、
顧客と対応について検討する等の支援を実施。
解消されない場合に、マスコミ対応や費用保証などが支援されるという
流れです。
株式会社エルテスは、ビッグデータの解析によるソリューションをサービスとして
提供している会社で、中でもデジタルリスクの検知・解決に強味があるということで
今後の成長が気になる会社ですね。
もともと2016年12月1日から販売開始になる予定だったみたいですが、
正式には、2017年3月6日からの販売開始となったようです。
炎上の想定している支援ケースとなるものはどんなもの?
・まとめサイトの炎上
記憶に新しい昨年12月に発生した某医療情報サイトで
無断転用や誤った情報を記事していたりと不適切な運営が行われていて
「根拠が不確か」ということで炎上したケース
・従業員が有名人の来店情報をSNS投稿して炎上
事例が多くあって、例を挙げるとキリがないのですが
ホテルの来店やコンビニの来店、引越し業者から漏れてしまう個人情報などなど
こういった炎上ケースも対象になります。
一方で、炎上させることで注目を集め、集客等に結びつけるような意図的なケースは
対象外となる。
個人向けにはネット炎上保険は無いの?
調べてみるとあるのですね。
アカデメイア損害保険が販売する「エンジョ・エール」という商品がありました。
個人が運営するHPやSNSなどで炎上した場合の損害を補償する保険ということで
発売されていました。
http://hokensc.jp/kikaku/enjou.html
主契約として炎上お見舞金と炎上給付金があって、プラスアルファで特約が付く
仕組みになっていますね。
ネットでの振る舞いに気を付ける
私もこうしてブログを書いていますが、炎上は間違いなく避けたい事案です。
そもそもはアクセスが集まらければ炎上しようも無いのですが、それはさておき
防止するためにすべきことを確認しておくことは重要ですね。
べからず集になってしまいますが、次のものが一般的に挙げられます。
・社会的なモラルに反する行為などを書いてしまう
・他人を不愉快にするような不適切な記事内容
・事実と異なる記事内容
・悪意のある記事内容
等々ですね。
安易にブログ運営など出来ないのかと、不安になってしまいますが、
誰にも迷惑をかけない記事内容を前提とすれば、それはそれで当たり前のことではありますね。
記事投稿前にはダブルチェックを行って、炎上要素はないかを都度確認するしか無いですね。
ということで世にやさしいブログを目指したいと思います。