何やら金曜日を素敵に形容した言葉として、プレミアムフライデーというのが
メディアを賑わせています。
官民一体のイベントとして喧伝されていますが、景気がなかなか浮上しない
昨今で、カンフル剤として上手くいくのでしょうか?
確かに金曜日ともなると、残り一日頑張れば週末が待っている!
今日は、多少遅くなっても大丈夫!
などと、サラリーマンなら少し気持ちが緩んでしまうことは否めないですね。
一昔前は、華の金曜日。略して華金なる言葉がありましたが、
時を経てプレミアムフライデーという言葉に進化?しましたが、
その実態はまったく別物でした。
古き良き時代だった、華の金曜日
その昔、そう「華の金曜日」とはバブルの時代に流行った言葉です。
景気が良すぎて浮かれていた時代に、週末を前に金曜日といえば
それは皆はしゃいでしまったようで、金曜日は思い切り遊べる華の日ということで
流行った言葉でした。
イイ時代ですねぇ~、体験していない身としてはうらやましい限りです。
日本経済も高度成長期の絶頂だったので、サラリーマンもモーレツに働き、
モーレツに遊んだ時代だったのでしょう。
バブル時代を再現した映画「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」は必見です!
1万円札をヒラヒラさせてタクシーを止めるシーンは有名ですね。
テレビ番組でも、この言葉が由来の「はなきんデータランド」とか放送されてましたね。
ひょっとしてランキングを発表する系統の番組の走りだったのかもしれません。
プレミアムフライデーとは?
さて、そんな景気のよかったバブル期とはうって変わり、
大金をなびかせてタクシーを拾うどころか、初乗りが410円まで下がって
ちょい乗りを流行らせようとしたり、景気回復のカンフル剤的な役回りで
計画された?プレミアムフライデーですが、
その取り組みは一体どのようなものなのでしょうか。
それは政府が経団連と連携して検討を進めてきた取り組みで、
(経団連というだけで何かうさん臭さを感じるのは私だけでしょうか。)
月末の金曜日を早め(15時)に仕事を終えて、夕方からの空いた時間にお金を
使ってもらうように計画した「スキーム」です。
大したお小遣いも無いサラリーマンからさらに搾り取ろうとするのでしょうか。
少し穿った見方になってしまいましたが、2017年2月24日から開始となる予定で、
デパート・飲食店・ホテル・旅行会社などが消費を刺激するようなイベントを
企画するよう促していく模様で、サービス業界からは一定の期待値が見え隠れします。
参加企業のイベントはどんなものがある?
それでは、実際に企画されているイベントはどんなものがあるのでしょうか?
このイベントを盛り上げようと、限定プランや特典がいろいろとあるようです。
・三越伊勢丹ホールディングス
「週末めぐらナイト」で伊勢丹新宿店のレストラン街を食べ歩きするパスポートを販売!
http://www.isetanguide.com/2017/premium-friday/
・サントリー
「ザ・プレミアム・モルツ」1杯分サービスするキャンペーン
・日本橋界隈
「プレミアムフライデー in 日本橋」
http://www.nihonbashi-tokyo.jp/special/pf/
界隈約150店舗でスペシャルメニューを提供
・楽天
プレミアムフライデー特設サイト
http://event.rakuten.co.jp/genre/premium-friday/
72時間限定エントリーで全ショップポイント3倍!
・ウェスティンホテル東京
特別の宿泊プラン
http://www.westin-tokyo.co.jp/news_event_1702premiumfriday
とにもかくにも、今月2月24日から開催されるプレミアムフライデーですが、
サービス業以外の一般ビジネスパーソン、特に男性が本当に15時にオフィスを出て
繁華街に繰り出せるのでしょうか?
その動向に注目したいと思います。
少なくとも自分の会社では1ミリも話題に挙がっていませんね。