末恐ろしい出来事がありました。
600人いたホワイトカラーが、なんと2人までに削減され、
人工知能によるコンピュータでの完全自動化プログラムに
仕事を奪われてしまったのです。
一体その仕事とはなんでしょうか?
なんと、これまで高収入で誰もがうらやむゴールドマン・サックス社の
トレーダーの方々だったのです!
2000年には600名もの株取引のトレーダーを抱えていましたが、
今や2人まで削減されてしまったのです。
そして、コンピューターをメンテナンスするエンジニアに代わってしまったのです。
人工知能とは一体何か
コンピュータープログラムが考えアウトプットするものを人口知能と言うが、
「特化型人工知能」と「汎用人工知能」の2つに大別される。
前者は、自動運転や画像認識、将棋といった特定の1つの役割に特化した術を指す。
後者は、何らかの情報をインプットすると、それをもとに応用して考えたり
実行することができる自律的な側面をもった技術だ。
人工知能の進歩
一昔はいわゆるSFの世界であった人工知能(AI)は、
にわかに世間を騒がしています。
最近では、囲碁の人工知能がプロの棋士を圧倒したり、自動運転技術に応用され、
人間による運転技術よりも事故率が低いという実験結果が発表されたり、
目覚ましい進歩を遂げています。
AIのカタチ
人型ロボットというわかりやすいカタチから、
iPhoneに搭載されたAppleのsiriに代表されるように、
IBMのワトソン、MSのTayやZoといった
「ITシステム」やクラウド上に存在しているカタチなど
非常に多様化してきており、まさに戦国時代の様相を呈している。
雌雄を決する日もそう遠くないでしょう。
AIが身近になる未来
さて、AIは我々の生活をどのようにかえるのでしょうか。
聞きたい事を教えてくれる人生のコンシェルジュ、メンターとなるのでしょうか。
それとも冒頭にあるように、我々の仕事を奪う敵となってしまうのでしょうか。
すべては使い方次第のはずが、
「特化型人工知能」と「汎用人工知能」がいい具合にMIXされ、
近い将来人間が使われる側に追いやられてしまうでしょうか。
技術の進歩はこれまで我々の暮らしを本当に豊かなものにしてくれましたが、
ことAIに関しては、豊かさと引き換えに何か大事なものをうばわれてしまうような
気がします。
システムバグからそれが起こらないよう祈るだけですね。
そして今は、AIでカバーできない領域の仕事を見つけ、
食いッぱぐれないようにするしか無いのでしょうか。
IT業界の端くれとしてはしばらくAIの動向には目を離せません。