日本人の4人に1人は花粉症だという現代日本ですが、その対策グッズも非常に充実しています。豊富にある対策グッズの中、どれを選べば良いのかと悩む人も多いことでしょう。
花粉症対策グッズの内容は、大きく分けて4つの用途に分けられます。
・外出時に粘膜を防護するためのもの
・室内に花粉を持ち込まないために玄関でシャットアウトするためのもの
・どうしても入ってきてしまう一部の花粉を室内から除去するもの
・アレルギー反応に対処するためのものです。
今回の記事では、それぞれの花粉症グッズについて、用途別にご紹介していきます!
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目次
花粉症対策グッズ6選
外出時にはコレ!マスク・ゴーグル
花粉を体内に入れないために、まず最初に安価でできる対策といえば、マスクとゴーグルですね。
マスクの効果については、次のようにその効果が評価されています。
“マスクの装用は吸い込む花粉をおよそ3分の1から6分の1に減らし、鼻の症
状を軽くする効果があります。”
引用)厚生労働省 『花粉症環境保健マニュアル』
効果の高いものでは95%以上をシャットアウトできるともあります。
マスクで大切なのは、自分の顔に合うものを選ぶことです。マスクにもサイズがあり、小柄な女性ならSサイズを選ぶ必要がありますし、思い切って小児用を使うことも一つの手です。
呼吸をすることで、隙間から花粉が入ってくる可能性がありますから、隙間のできないよう、ぴったりのものがない場合は、ゆるめのものよりはややきつめのものを選ぶと良いでしょう。
ゴーグルも手軽に安価ででき、かつ最近では各メガネメーカーがデザイン的にもおしゃれなものを販売しています。これも隙間から花粉が入ってくるのを防ぐためのものですから、自分の顔のサイズに合うものを選びましょう。通販でも様々なタイプが出ていますが、可能ならば店頭で実際に試着してみるのが一番良いでしょう。
外出時の新アイテム!スプレーやクリームで花粉をキャッチ
マスクやゴーグル代わりにも、併用して効果アップにも、顔や髪や服にスプレーすることで花粉をキャッチし、体内に入るのを防いでくれるスプレータイプの花粉対策アイテムもあります。
陽イオンで花粉を反発・吸着するタイプ、静電気の発生を防いでウィルスやPM2.5も防いでくれるもの、お子様にも安心の無香料・無着色タイプなど種類もさまざまです。
また、クリームタイプで鼻の先端部分に塗り、そこで花粉をキャッチすることで体内に吸入させないという対策グッズもあります。鼻の症状が酷い方は、スプレー+クリーム+マスクで三重に防御するのも手かもしれません。
家の中に持ち込まない!玄関で花粉をシャットアウト
花粉のつきやすい毛糸やウールなどの衣服を着るのを避ける、布団を取り込む時にはたく、外から帰って来たら衣服をはたき、ブラシなどで落とすというのは基本です。
さらに、衣服用のコロコロを使うことで、はたき落としきれないしつこく付着したままの花粉も吸着して除去することができます。
また、外出前に衣服にスプレーすることで静電気の発生を抑えて花粉をつきづらくするものや、花粉だけでなくハウスダストなどを固めてコロコロやはたく際に取りやすくするスプレーも販売されています。花粉は軽く、空気中を舞ってしまうことがやっかいなところですから、外から帰宅する際にはこうしたスプレーを衣服に噴霧し、ブラシなどではたき落としてから室内に入れば安心ですね。
ちょっと変わったシャットアウト法!鼻栓と洗濯物保護カバー
とにかく花粉を鼻に寄せつけたくない!という方に、鼻栓という手段もあります。ティッシュを詰めるなどではなく、「ノーズマスク」という外からわかりにくい鼻栓が最近では販売されています。使い捨てのものから、フィルター付きで洗って再利用できるエコタイプのものまで、お好みで選ぶことができます。
また、どうしても外に干したい洗濯物に、洗濯物カバーを使う方法もあります。小さなものにはランドリーポンチョや洗濯物ガード、布団にはふとん干し袋があります。洗濯物の大きさによって使い分けられます。
室内に入ってきてしまう花粉には…空気清浄機で快適空間に
衣服をはたいても、コロコロしても、花粉を100%持ち込まないというのはさすがに不可能です。また、花粉のシーズン中ずっと窓を締め切っているというわけにもいきません。外から持ち込まれてしまう花粉や、窓からどうしても少しは入ってきてしまう花粉を室内で除去するためには、空気清浄機を利用するのが良いでしょう。
ここで注意したいのは、花粉は微粒子であり、ウィルスや菌ではないことです。除菌用の空気清浄機では花粉に効果はありません。フィルタータイプで粒子をキャッチし、ろ過してくれるタイプの空気清浄機を選びましょう。
また、フィルタータイプの空気清浄と共に、加湿も同時に行ってくれる空気清浄機もあります。なにかと乾燥しやすい冬、インフルエンザを始めとする感想好きのウィルスの活性を抑えるためにも、余裕があれば加湿機能もついている空気清浄機を選ぶのも良いですね。
どうしても出てしまう症状には、洗眼薬やティッシュで対処を
実際に花粉が目や鼻の粘膜についてしまってアレルギー症状が出てしまった場合、それを放置するわけにも行きません。外出先ではとりあえず点眼薬も良いのですが、場所があればカップタイプの洗眼薬を使えば、花粉を洗い流せて根本的な解決になります。
洗眼薬の使い方を紹介している動画もあります!
花粉症の方、必見です!《ロートV7洗眼薬》
また、花粉症の鼻水はサラサラとした液が長く出続けてしまうことになりますので、何度も繰り返しかむことになります。肌を傷めないよう、柔らかく保湿成分の含まれたティッシュを使うと、鼻の周辺の皮膚を痛めにくくなります。
洗眼剤のように、鼻を洗浄するタイプのいわゆる「鼻うがい」用の洗浄液も販売されています。痛くないタイプ、鼻から入れて鼻から出すタイプ、鼻から入れて口から出すタイプなど、自分に合ったものを選ぶことができます。
花粉症対策グッズは使用方法を理解して使うことがカギ!
今回の記事では、様々なシーンで活躍する花粉対策グッズをご紹介しました。
花粉症対策グッズは、残念ながら一つ買えば全ての花粉を防げるというわけではありません。花粉の入り込んでくる経路や場所によって、別々の対策グッズを使う必要があります。
是非、本記事をご参考いただいて外出から室内まで、是非万全な体勢で花粉を撃退しましょう!
最後までお読みいただきましてありがとうございました。