最近、子供が鉄道番組をよく見るので、何かと鉄道、電車ネタには
一定の反応を見せてしまうようになってしまったのですが、
通勤で利用している東京メトロ銀座線に乗っていた時に、
ふとつり革を見上げると、01系がラストラン!というのが目に入ってきました。
そういえば、ついこの間と思っていましたが実は2012年と結構前ですが
1000系新型車両が運転開始になり、さらに今年に入っては開通当時の旧1000系を
イメージした昔風車両も運転していて何かと話題を振りまいている印象のある銀座線でしたが、
今度はラストラン!
これは何やらチェックしないといけない気がしたので、
掘り下げみることにしました。
銀座線01系について
銀座線01系は1983年に高性能車両として華々しく運転開始されました。、今から遡ること約33年前の出来事でした。
なんとまだ私が日本へ帰国する前の出来事だったのですね。
この車両は、
・従来のイメージを刷新
・お客様サービス向上
・これまでの技術を集約した新技術の搭載
・部品の共通化
・無塗装車両
というコンセプトの設計で実現した高性能を誇る車両でした。
前面は、直線的なデザインかつ窓枠を大きく取ることで運転士の視野を確保。
窓枠は黒で一体感を持たせたり、乗務員室の操作しやすくコンパクト化を図るなどが
高性能車両と呼ばれる所以だそうです。
その甲斐もあり1985年にはローレル賞(※)を受賞し、立派な車両が01系だったのですが
2017年3月10日(金)に営業運転を終了することが決定されてしまいました。
2017年1月27日付で発表されています。
ローレル賞とは…鉄道友の会が制定した日本の鉄道車両に対する賞ということですが、
前年度に作られた車両の中で、技術的に優れた車両に贈られる賞。
ラストラン、乗ってみるには?
100名のみ招待されるメモリアルトラインが3月12日(日)に運行されることなっているのですが、あぁ、残念ですが2月20日に応募締め切りとなっておりました…。
撮り鉄の方々が大勢押し寄せてきそうな予感がしますね。
銀座線の過去の系統はどんなものがある?
現在は先の01系と1000系の2系のみが運行しており、01系は順調に1000系に置き換えられている状況です。
さて、01系以前の過去の車両はどんな車両があったのでしょうか。
・1000形
本格的な地下鉄用に設計された日本初の電車で、上野~浅草間の路線開業に合わせて
1927年に製造された通勤型電車です。
日本初の地下鉄用の車両ということで火災事故対策として
不燃対策が初めてとられたのもこの車両ですね。
・2000形
もともとプロトタイプだった1900系というカルダン駆動車をベースとしていて、
その量産型として2000計が誕生した。
01系の導入を機に、1993年に全廃となった。
(意外と最近まで活躍していた!)
・1000系
01系の後継として開発された通勤型電車で、2012年から営業運転を開始しています。
ちなみに01系は丸の内線で営業運転しており、これは中型車という位置づけだそうで、
確かに、それと比べると銀座線を走る車両は全般的に小ぶりな造りとなっている。
1000系の外観は、コンセプトとして「歴史ある銀座線1000形を想起するような、
レトロな感覚を醸し出すデザイン」を目指しつつ最先端の技術も搭載し設計されました。
「形」と「系」?
車両を調べると「形」と「系」で呼び名が異なることに気づきます。違いは何なのでしょうか?
以前は、1両ごとに車両を区別するために「形」という表記でしたが、
01系の導入を契機に、6両や10両といった編成での単位で「系」の表記に
切り替わるようになったとのことです。
今年ラストランを向かせる路線や車両は何がある?
新型車両の運転が開始されれば、必然的に旧型車両はお払い箱になってしまいますよね。銀座線01系もその流れには逆らえずといったところですが、今年引退する車両を調べてみると
意外に多くの列車が引退する予定となっているようです。
細かくはこちらでまとめられていますが、新幹線や特急型列車、通勤型・近郊型列車
と多くの車両が引退を迎える予定になっています。
https://matome.naver.jp/odai/2142777255868408301
関東の路線を走っている車両であれば、最後のその雄姿を見に行きたいものですね。
永らくお疲れさまでした!