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花粉症のアレルギー反応を抑える薬と仕事への影響は?パフォーマンスを下げないために

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花粉症はアレルギー症状の一つですが、目のかゆみや鼻水・鼻づまりなど、生活をする上で重要な器官に症状が出るのが厄介ですよね。特に鼻づまりでぼーっとしてしまうことで注意力散漫になると、会社での仕事や車の運転など、注意力と精密さを要される作業に支障が出てきます。
また、目が痒くて擦りたくなってしまったり、涙が出てきてしまうとパソコンの画面を見つめるのにも苦労してしまいます。

このように、花粉症の症状は悪化すれば悪化するほど、仕事や日常生活に支障をきたしてしまうものです。
では、仕事に支障をきたさないような対策はあるのでしょうか?

今回の記事では、オフィスでの仕事に支障を出さないための対策についてご紹介します。

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花粉症の症状を抑えるには?

花粉症はアレルギー反応の1つですが、このアレルギー反応の治療に使われる薬に「抗ヒスタミン薬」というものがあります。この抗ヒスタミン薬とは、文字通り「ヒスタミン」という物質の働きを抑えるものです。

ヒスタミンは、臓器や粘膜においてはアレルギー症状を引き起こすものですが、脳内では集中力や判断力、作業効率に関わっている物質です。また、起きて活動している状態を保つことにも関与しているため、抗ヒスタミン薬が脳に移行してしまい、脳内のヒスタミンの働きを抑えてしまうと、集中力や判断力の低下、眠気などを引き起こしてしまうのです。

鈍脳

抗ヒスタミン薬が脳にまで作用してしまい集中力や作業効率を下げてしまう症状のことは「鈍脳」と呼ばれており、薬によってはウイスキーを3杯も飲んだ状態と同等の鈍脳を引き起こすものや、試験の成績が70%も低下するものも存在します。

花粉症治療薬と「鈍脳」についての動画を紹介します。
花粉症治療薬のいやらしい副作用・鈍脳

仕事のパフォーマンスを下げない対策はある?

アレルギー症状は抑えるが、脳に入りにくいような「第2世代抗ヒスタミン薬」という薬が開発されました。第1世代の抗ヒスタミン薬は脳にまで到達して脳内のヒスタミンを抑えてしまうのに対し、第2世代はアレルギー部位に対する効果は高いまま、脳内により入り込みにくいタイプの薬なのです。
とはいえ、第2世代の抗ヒスタミン薬が全て脳に入り込みにくいものではありません。

脳内のヒスタミンを抑える効果の割合によってカテゴライズされていますが、

・50%を超えるものを鎮静性タイプ
・20%〜50%のものを軽度鎮静性タイプ
・20%以下のものを非鎮静性タイプ

と呼んでいます。

また、薬の強さ=眠さだと考える人は多く、アレルギー症状によく効く薬ほど鈍脳作用があることは仕方がないという思い込みがありますが、実はそうではありません。抗ヒスタミン薬のアレルギー反応抑制効果は、あくまでも身体の末梢部分に作用するものであり、脳に入り込みやすいかどうかとは相関性がないものなのです。

つまり、仕事のパフォーマンスを下げないためには、鈍脳作用を引き起こしにくい薬を使うことが大切ということなのです。

しかし、市販薬ではまだまだ鈍脳作用の強い薬が多く販売されています。非鎮静性タイプの抗ヒスタミン薬を処方してもらうためにも、花粉症対策として医師の診察を受け、日常生活や仕事に支障がないよう相談することは非常に有効なのです。

「鈍脳」に注意!花粉症を仕事に影響させないために

今回の記事では、花粉症のアレルギー反応を抑える薬と仕事への影響についてご紹介しました。
花粉症の薬として主に使われ続けてきた、第1世代の抗ヒスタミン薬が「鈍脳」を引き起こしてしまうことは残念ながら事実です。
しかし、近年医療用では第2世代の抗ヒスタミン薬という、脳に届きにくく「鈍脳」を引き起こしにくい薬が開発されてきています。

自分の生活や仕事の状況をよく医師に伝え、相談しながら花粉症と付き合っていきましょう!

最後までお読みいただきましてありがとうございました。





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神奈川県在住の1児のアラフォーパパです。
気が付けばサラリーマン生活ももうすぐ20年。
IT業界ドップリ、途中ちょっとカフェでバリスタもやってみたりと、異色のキャリアを経て現在に至ります。
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