4月の1日、エイプリルフールを知らない方はいないでしょう。
「ウソをついてもいい日」として広まったエイプリルフールですが、今では大手企業までもが参加する「一大ジョーク大会の日」となっていますね!
Googleの毎年の大がかりな仕掛けや遊び心の数々を毎年楽しみにしている人もいることでしょう。
この企画は2008年から始まり、2008年当時はダジャレサーチなどという企画自体もささやかなものでしたが、年を追うごとにGoogleが本気になっているのが伺えます。
2014年は、Googleマップ上にポケモンが出現して捕まえられるという画期的なギミックが登場。この企画が大当たりし、後のポケモンGOの企画につながっていったという話まであるそうです。
今回の記事では、そんなエイプリルフールの由来について解説します!
エイプリルフールの由来は?
エイプリルフールの起源は、実ははっきりとはわかっていません。
世界中に諸説あり、なんとはっきりとした発祥がわかっていないのです!
有力とされている説は、もともとヨーロッパで3月25日を新年とし、4月1日まで春の祭りを行っていたところ、フランスのシャルル9世が「新年は1月1日にする」と定めてしまい、これに反発した民衆が「じゃあ、4月1日は嘘の新年だな」と皮肉って馬鹿騒ぎを初めた、という説です。
いかにもフランスらしいエピソード、ですね!
さて、では日本にはいつ頃伝わったのでしょうか?
実は、江戸時代にはもう伝わっていたそうです!
しかし、江戸時代のエイプリルフールには馬鹿騒ぎや、ジョークで遊ぶ、嘘をついても許される、という意味はまだなく、「不義理の日」と呼ばれ、嘘をついたり借りたお金を返していないことを「詫びる」日であったそうなんですね。
こちらも日本らしいエピソード。
今のようなエイプリルフールの様式が定着したのは、大正時代のことと言われています。
随分と最近のことなのですね。
次のご紹介する動画では、世界各国のウソニュースを面白く解説!エイプリルフールの起源の新説が飛び出すなど、ちょっとおもしろいネタが紹介されています。
【右や左の旦那様】世界の謎、エイプリールフールの起源に迫る![桜H28/4/1]
エイプリルフールにはルールがある?
なんとなく4月1日はうそをついてもOK!とだけ認識している方が多いと思います。
案の定、エイプリルフールの定義や、ルールは特に決まっていません。
ジョークを言ったり、いわゆる馬鹿騒ぎをして楽しんでしまえ、というのが本懐ですから、
・損害を起こす嘘はNG!
はもっての他!NGなのですが、その他にこれといったルールは存在しないのです。
SNSの浸透による変化
ルールは特段無かったエイプリルフールですが、最近では近年のSNSの発達によりなんとなくルールが生まれてきました。
それは、「嘘は午前中だけ」というルール。
これが浸透しつつあり、「嘘は午前中につき、午後はその嘘のネタばらしをする」なんていうルールが広まりつつあります。
これはもともとイギリスやアイルランドだけのルールで、5月29日の王政復古の記念日の祝祭の日のルールがもとと言われています。
5月29日には、イギリスやアイルランド国民は国王への忠誠の証としてオークの実の飾りを服や帽子につけるのですが、この飾りをつけているのは午前中だけで良いのです。そのルールが、エイプリルフールにも流用されたと言われています。
それが、SNSなどを通じて伝言ゲームのように広まった結果、
「嘘は午前中につき、午後はその嘘のネタばらしをする」
という風習がでできつつありますね。
是非、4月1日のジョーク内容を午前から午後までウォッチしてみると面白いかもしれませんね。
エイプリルフールはジョークから生まれた日!思いっきり楽しもう
今回の記事では、みながなんとなく知っているエイプリルフールに焦点を当て、その由来や意味をご紹介しました。
エイプリルフールはもともと、民衆の遊び心から生まれた日なんですね。嘘をついて良い日ですが、その嘘はいわゆる「ジョーク」のこと。
誰も不幸にしないことが、とても大切です!
近年では、インターネットやSNSの普及浸透によりエイプリルフールのルールは変化し、いろいろな取り組みが盛んになってきています。
エイプリルフールに限らず色々な文化が変化していく可能性もありそうですね。
有名なGoogleを楽しみにするのも楽しいですが、あなたも是非、手の込んだジョークを仕掛けて周りの方を楽しませてみてはいかがでしょうか?