猫の記念日である猫の日、ご存じでしょうか？2月22日を猫の鳴き声にちなんで「にゃん・にゃん・にゃん」の語呂合わせで猫の日としています。祝日ではないので、猫好きでないとあまり馴染みがないかもしれませんが、愛猫家の学者・文化人による猫の日実行委員会と一般社団法人ペットフード協会によって1987年に制定されました。
しかし、実は猫の日は日本以外にもあるって知っていましたか？
アメリカやロシア、その他ヨーロッパなどにも猫の日はありますが、国によって様々な日が制定されています。
今回の記事では、猫の日についてやその由来、各国の猫の日について、ご紹介します。
猫の日はいつ？
猫の日はズバリ毎年2月22日です。
何気なく、2が並ぶ日で今日はぞろ目だ！なんて思っている方も多かったと思いますが、「猫の日」なんですね。そして、残念ながら祝日ではありません！
どのように決まったの？
なぜ2月22日になったのかというと、愛猫家から一般公募を募った際、「にゃん・にゃん・にゃん」と猫の鳴き声を日本語の数字の「2」の読みに語呂合わせするという案が採用されたことによります。約9000通の応募のうち、3割程度がこの日だったとのことで、語呂合わせは日本人に非常に馴染みの深い文化であり、覚えやすい・連想されやすいという意味でも納得の日ですね。
別の記念日も
その他に9月29日は「招き猫の日」という日本招猫倶楽部が制定した日もあります。
この日は猫全体でなく「招き猫」限定の日で、この日の前後の土日には三重県伊勢市や愛知県瀬戸市、長崎県島原市などで「招き猫まつり」が開催されています。
猫の日の由来は？誰が決めたの？
猫の日の由来は上記にも触れた通り、数字の読みと鳴き声の語呂合わせですが、猫の日を制定した趣旨は、「猫と一緒に暮らせる幸せに感謝し、猫とともにこの喜びをかみしめる記念日を」というものです。
愛猫家の学者・文化人による猫の日実行委員会と一般社団法人ペットフード協会が協力し、1987年に制定されました。
そんな制定の趣旨を踏まえ猫の日である2月22日には、全国各地で猫に関するイベントが行われたりしています。
・千代田区の「ちよだ猫まつり」（http://chiyoda-nekofes.jp/）
・池袋の「Cats Festa」（http://allcatlove.com/）
などは、猫の譲渡会や、保護活動の支援など、「猫と一緒に暮らせる幸せに感謝」という制定の趣旨に最も沿ったものであると言えるのではないでしょうか。
他にも、猫のグッズやアート、健康相談など、各種イベントが行われます。猫好きも興味があるという方も、是非足を運んでみてはいかがでしょうか？
日本以外にも猫の日がある？
冒頭にも触れましたが、実は日本以外にも猫の日を制定している国があります。やはり世界的に猫は愛されているのですね！いつくかご紹介します。
・アメリカ：10月16日
この日は「全米野良猫の日」という、「街の野良猫が健康で安全に住民と共存できるようにすTrapNeuterReturn(TNR)運動を推進する」という趣旨の日です。愛護団体である野良猫同盟ACA ( Alley Cat Allies ）によって始まりました。
・ロシア：3月1日
モスクワにある猫の博物館が2004年に制定しました。理由は明らかにされていないようですが、ロシアに昔からある「三月猫」という表現が由来ではないかと言われているようです。
・イタリア：2月17日
「猫は7回生まれ変わる」＝「不死身の動物」ラテン語で「17」＝「VIIX」→アナグラムで「VIXI」となり、生きるの過去形＝「私は死んでいる」の意味から、この日に決まりました。猫関係の専門雑誌の呼びかけによって制定されました。
・世界猫の日：8月8日
「International Cat Day」または「World Cat Day」と呼ばれる世界の猫の日です。国際動物福祉基金(IFAW)と、その他の動物団体が2002年に定めました。しかし、この日が選ばれた理由は未だに明らかにされていないため、なぜこの日が選ばれたのかの理由はわかっていません。
猫の日には猫にちょっといいことを
今回の記事では、猫の日についてご紹介しました。
猫の日は、人間と一緒に暮らしてくれる猫という身近な動物に感謝の気持ちを確認するための日です。ペットに猫を飼っている方も、そうでない方も、猫が好きな方は是非、この日はイベントに参加したり、保護活動を支援したりして、猫に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
