IT利用の低年齢化が進んで久しいですが、近頃はベビーカーに乗った
乳幼児がタブレット操作する光景を目にすることが増えたのではないでしょうか。
日本では2008年にiphone3Gが発売されてから、
どこでもインターネットに接続できる環境が整い、
知りたい情報にすぐアクセスできるという夢のような状況になりました。
いわゆるスマートフォン、スマホですが、
当時は本当に画期的でiModeがかすんでしまうほどでした。
それからスマホが老若男女までいきわたるまでに
それほど時間がかからなかったように思います。
さて、そんなスマホですが冒頭に述べたように最近子育てには切っても切り離せない
マストアイテムとして急浮上しており、スマホ育児などというキーワードを
聞くようになりました。
未就学児を持つ親として気になるキーワードということで、
少し深堀りしてみました。
スマホ育児とは?
スマホ育児とは、昨今公共の場で子供にスマートデバイスを渡して、
遊ばせている光景をよく目にしますが、スマートフォンやタブレット端末を
育児に活用することを指した言葉です。
具体的にスマホ育児に該当する行為としては、
・乳幼児にスマホやタブレット端末を渡して遊ばせる
・親がスマホを操作しながら育児する
の2つです。
どちらかというと前者に目が行きがちですが、
育児しながら親が何かしらの目的でスマホを利用することも
スマホ育児に含まれるのですね。
我が家はバッチリどちらにも当てはまります!
さて、物事にはメリットとデメリットが存在しますが、
それぞれ見ていきたいと思います。
メリット
まずはメリットです。
子供とどこかへ出かけるときは、自分の意に添わずうろちょろされるのは
やはり気になりますよね。
そこで、電車の中や待合室、店内でスマホで子供が静かに遊んでくれているのは
大きなメリットとして1番に挙げられますね。
また、子供がスマホの利用を通して、物事を理解していくという点も見逃せないですね。
これはアニメなどにも通じる点ですが、学習効果なども期待でき、
ボキャブラリーが増えたという意見もあるようです。
続いては、調べもの系ですね。
育児で困ったときに調べ物がすぐにスマホで行える点や、
子供からの質問に対して手早く調べて回答できるというのは
やはり便利でメリットといえるでしょう。
デメリット
続いては、デメリットです。
デメリットの多くはスマホに依存し過ぎることで挙げられるものが多いですね。
スマホの操作に慣れ過ぎて本や雑誌のページをめくれないといった弊害や、
親とのコミュニケーション不足により言語や情緒の発達が遅れてしまう傾向があるという点が
デメリットとして挙げられているようです。
また身体的には、顔を近づけて画面を見たり、小さな文字を見たりするため、
視力低下・疲れ目などの影響が出ることも考えられます。
未就学児の段階で視力を落とし、早くから眼鏡をつけさせるのは避けたいところ。
さらに、まだその影響が正確に認知されてはおりませんが、
電磁波による影響もやはり親としては気になるところです。
育児との向き合い方
さて、これまでメリットとデメリットを挙げてきましたが、
もはやスマホは、日々の生活の一部となっているといっても過言ではありません。
そして子育ても日々の生活の一部です。
スマホと子育てがMIXされ日々の生活の一部となるのは
もはや必然と言える状況でしょう。
となると、スマホのメリットを最大限に活用する方が、
スマホを利用しないという選択肢よりもずっと現実的であると言えます。
例えば、
スマホを使わせる場面を限定する。
スマホを使う時間に決まり事を作る。
分別のつかない乳幼児、未就学児だからこそ、このあたりはなんとか徹底して、
ルールを認識してもらうように繰り返し、言い聞かせることが大切です。
そして、やはり気になるのは情操教育の部分をどうカバーするか、という点です。
一般的には、
・海や山へ行き、自然に触れる
・芸術や異文化に触れる
・スポーツをする
・音楽や絵画などの芸術に親しむ
・絵本の読み聞かせ
・宗教や年中行事へ参加してみる
といったものが情操教育の一環として挙げられますが、
日々の生活の中でも十分カバーできるのではないかと思います。
手軽には近くの大き目の公園に行き、四季を感じたり
年中行事に参加したりすることで子供の五感を刺激してあげることができると思います。
また、成長するにつれ、好きなスポーツを楽しんだり歌を歌う、
楽器を習うといったことなど、これらに親しむ機会も増えてくるはずなので、
子供の成長を楽しむように親も積極的にかかわっていきたいところですね。
スマホで調べて、実物を見に外へ行くもよし。
外で実物を見てからスマホでさらに調べて深堀りするもよし。
積極的にスマホを活用しスマホ育児&情操教育を組み合わせて
現代型育児法を確立できればいいのではないかと思いますね。
我が家でもお正月を始めとした、季節の行事には積極的に家族で参加して、
趣を楽しむ生活を送りたいと思う今日この頃でした。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。