7/15から日本ではシリーズとしては3作目となる
カーズ/クロスロードが公開されています。
早速、クロスロードを子供と観てきました!
カーズは日本でも大人気ですが、元ネタはアメリカで大人気の「NASCAR」という
モータースポーツなのですが、みなさん、ご存じでしたでしょうか?
3作目のクロースロードでは、
実際のNASCARのドライバーが声優を担当されたりして
アメリカでは何かと話題になっています。
今回の記事ではNASCARとはどんなスポーツなのか、人気のわけをご紹介します。
目次
NASCARがカーズの元ネタ?
カーズはシリーズを通してオーバルコースを走るシーンが多くありますが、これがNASCARのレースを再現していて、クロスロードでのレースの熱戦は
まさに本物のNASCARを彷彿します。
劇中でも、次々と車を抜いていくシーンや最後のレースで
ジャクソン・ストームの後ろに「スリップストリーム」で
ピタっと張り付くクリーズ・ラミレス。
ドキドキハラハラの連続です!
本当にレースシーンの再現度は高いですね。
なお、シリーズ1作目で登場する「PISTON CUP」は
NASCARの最高峰クラスのレースだった「Winston CUP」をモジっているという
話もあるようです。
声優が本物のドライバーに!?
クロースロードでは、主人公のライトニング・マックイーンの声優を担当している「オーウェン・ウィルソン氏」がデイトナ500のグランド・マーシャルを担当しました。
声優が本職で本物のレースに参加することなってケースですが、
劇中では、その逆で現役ドライバーが声優デビューされた方もいます。
NASCARとはどんなレース
「National Association for Stock Car Auto Racing」の頭文字をとって「NASCAR」と呼称されています。
約40台ものマシンが集団でオーバルコースを何周もひたすら走るというモノです。
例えば、デイトナ500は、NASCAR主催のレースの1つです。
よくゲームセンターのアーケードゲームで見るレースを思い浮かべると
分かりやすいかもしれません。

人気の理由
日本人には、あまりに単調に同じコースをぐるぐる回るためウケが良くないという声を聞きます。
ところが、アメリカ人にはそうは見えないようで、人気です。
NFL、NLB、NBA、NHLの「4大メジャースポーツ」が良く知られていますが、
それに追加され「5大メジャースポーツ」と呼ばれるようになってきています。
レースの状況が分かりやすく、かつ迫力がある点、そしてピットワークといった
戦略的な部分をひっくるめてアメリカ人の心をとらえているのだと言えます。
特にスタート直後のコーナーに皆一斉に飛び込んでいく様は大迫力です!
また、各車両はすべて同じスペックであることが大前提で、
駆動/エンジン/ギヤ/ブレーキ/タイヤ/ホイールスペース寸法/車重/ボディー
はすべて厳しい規定があり、車両のスペックに差はない、です。
つまり、ドライバーのウデと、チームの戦略が勝敗を分けているのですね。
最後まで1位がわからないスリリングなバトル
オーバルコースをひたすら走るわけですが、ゴールまでには車体のぶつけ合い、クラッシュ、ピットイン、など
さまざまなイベントがあります。
さらに天候の変化がレースに与える影響なども大きく、
こういった要素が他のモータスポーツとくらべ、
最後まで勝敗がわからないスリリングなレースとして人気を博しています。
TV中継での多角的な視点がレースを盛り上げている
カメラの配置するポイントが臨場感あふれています。コース上のコンクリートウォールの上に置いたり、
ピットワーク部分にも随時リポートが入ったり、
チーム内の無線のやりとりが聞けたりとチームの熱気、
臨場感溢れる演出がされています。
こういった工夫があり、視聴者を飽きさせません。
まとめ
今回の記事では、カーズの元ネタになっているNASCARについて、そしてその人気のわけについてご紹介してきました。
カーズでは2作目ではレースの要素は少し減りましたが、
1作目・3作目ではレースシーンも多くNASCARの魅力が随所に楽しめます。
こういったレースの勝敗をわける様々な要素が絡み合いド迫力の
コーナリング、ドラフト、クラッシュがアメリカ人の心をとらえて
離さないのですね。
カーズのシリーズがDVDになっているので、
過去の名作もセットで見返すのもオススメ。
カーズはクロスロードでシリーズとしては完結しそうですが、
今後はNASCARに注目してみたいと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。