口座からの引き出しでATMを利用することは多いと思いますが、
みなさん手数料を気にされておりますでしょうか?
例えば、1週間にコンビニATMで2度引き出すとした場合、
8回分でそれぞれ約200円の手数料がかかったと仮定すると約1600円ですね。
塵も積もれば山となるで、知らないうちに1回分の食事代になっていたりします。
各銀行では、条件を満たすことで引き出し時の手数料が無料になるサービスを
展開しています。
今回の記事では、
メガバンクでATM手数料が無料になる条件、内容についてご紹介します。
ATM手数料はもったいない
ATMの手数料は、利用する時間帯別で変わってくるのが基本です。
時間帯の区分は、どの銀行でも概ね次のようになっています。
(平日の場合)
1.8:45以前 -> 有料
2.8:45~18:00 -> 無料
3.18:00~ -> 有料
「2」の時間帯に利用できれば、手数料がかからずに済みますが
何かと用事がある時間帯なのでどうしても利用が18時以降となってしまう方も
多いのではないでしょうか。
特にビジネスパーソンの方は、
日中帯は打ち合わせや得意先訪問、資料作成等々で
ATMへ行く時間など無い方も多いはずです。
ついつい有料の時間帯でATMを利用せざるおえないことが多いはずですが、
実は各銀行で終日無料になるといったサービスがあります。
これを利用すれば、時間を気にせずATMを利用できますね!
メガバングのサービス
おそらく日本人の多くの方が1度は口座をもったことのあるメガバンクで
それぞれATM手数料無料のサービスが用意されています。
その条件に違いがありますので、それぞれ次にまとめてみました。
みずほ銀行
マイレージクラブに入会し所定の条件を満たしますと、
ATMが利用不可の時間帯(土日の夜間帯)を除き、
自行のATM時間外手数料が無料になります!
所定の条件を満たすと特典が自行でのATM時間外手数料無料の他に、
コンビニATMの利用は振込手数料も制限付きですが無料になったりします。
<条件>
「インターネットバンキング」または「インターネット残高照会」の
初回登録を行った上で、下記の条件などを満たす必要があります。
詳細な条件と特典内容ははコチラを参照ください。
・預金残高が30万円以上
(2016年12月末以降10万円から30万円にひきあげられました)
・みずほマイレージクラブカード
(クレジットカード)の利用がある(毎月の利用がある。)
・給与の受け取り口座として利用している
・25歳未満の学生である
・引き落とし口座に利用している
・NISA口座を開設している
・資産運用商品の残高がある
(資産運用商品に該当するのは投資信託(MMFを除く)、外貨預金、公共債、金銭信託)
・住宅ローン・カードローンなどの借入がある
なお、毎月条件を満たした月の翌々月1か月間が特典が適用される仕組みです。
三井住友銀行
SMBCポイントパックに加入し、所定の条件を満たしますと、
自行のATM時間外手数料が無料になります!
SMCBポイントパック自体は、
口座(残高別金利型普通預金)とインターネットバンキングを
申し込むだけですね。
詳細な条件と特典内容ははコチラを参照ください。
<所定の条件>
・給与受け取り、または年金受け取り口座となっていること
・指定クレジットカードの引き落とし口座となっていること
・30万円以上の預金残高があること
・Web通帳の契約をしていること
・住宅ローンの借り入れをしていること
・カードローンの契約をしていること
なお、「当月」または「当月末」に条件1~6のいずれかを満たすと、
「翌々月」の各種手数料が優遇対象(無料)になります。
三菱東京UFJ銀行
スーパー普通預金(メインバンク プラス)の口座を開設し、
インターネットバンキングの利用登録し、所定の条件をクリアすると
自行のATM利用手数料が無料になります!
所定の条件にはホワイトステージ、シルバーステージ、プラチナステージと
3つのステージがあり優遇内容が積み上げ式になっているのが特徴ですね。
それぞれの判定条件は次のようになっています。
どのステージも基本的に預金残高さえ満たしてしまえば、ステップアップできます。
<判定条件>
●ホワイトステージ
Eco通帳(インターネット通帳)の利用か
クレジットカード(DCカード、NICOSカード、旧UFJカード等)の利用代金の引落しがあった場合
または
預金残高等合計が10万円以上
●シルバーステージ
給与の受け取り口座(10万円以上/月)での利用か、
NISA口座での「投信すみたて」の自動振替を利用か、
MUFGカード等クレジットカードの利用代金の引き落としがあった場合
または
預金残高等合計が30万円以上
●プラチナステージ
住宅ローンの利用か、
借入残高が500万円以上の場合
または
預金残高等合計が500万円以上
詳細な条件と優遇内容は、コチラを参照ください。
なお、毎月末平日窓口営業日基準での預金残高等合計・取引状況によって、
翌月20日から翌々月19日までの間に適用されるステージを決定しています。
まとめ
メガバンクのATM手数料無料に関するサービス内容をまとめてみました。
手続きの手間はそれぞれありますが、ビジネスパーソンの方であれば
給与の受け取り口座として利用しているだけで手数料が無料となる
みずほ銀行または三井住友銀行が敷居が低いですね。
特に、みずほ銀行は2017年からこの条件が加わったので、
切り替え可能な方も増えるはずですね。
一方、三菱東京UFJ銀行をご利用の方は、なんとか預金残高10万円を確保したいですね。
既にメインバンクとして口座を開設されていて、ご存じ無かった方は
これを機会にぜひ切り替えていただくことをおすすめいたします。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。