全国的に有名なお祭りの一つで「日本三大祭り・江戸三大祭り」の中に数えられるお祭りとして知られる神田祭はご存じでしょうか?
江戸時代を通じて代々伝わる「神田祭」が今年も開催されるのですが、2018年は偶数年のため神田祭は陰祭と言われるものになります。
陰祭は小規模で行われますが、それでも多くの人々訪れ賑う古風溢れるお祭り。
今回の記事では、開催日程・アクセス状況などを中心に神田祭の歴史もご紹介します。
目次
開催日時
2018年神田祭(陰祭)の日程と一日のスケジュール概要
今年は、偶数年ということになるので陰祭が開催されますが、5月14日(月)と5月15日(火)の2日間続けて行われます。
5月14日(月) | 11:00~ | 献茶祭 表千家奉仕 | 神田明神社殿内 |
18:00~ | 明神能・幽玄の花 金剛流奉仕 |
神田明神社殿前特設舞台 | |
5月15日(火) | 14:00~ | 例大祭 | 神田明神社殿内 |
※去年、行われた神田祭(本祭)では5月11日~17日の日程で行われました。
スケジュール内容と見どころ
5月14日
・献茶祭 表千家奉仕
献茶祭では表千家の家元自らが古式に法ってお茶をたてる儀式。
たてられたお茶は神前に奉納されます。
献茶祭のあとには、社中の方々へのお茶席が始まるので、社中の人でテントの中が埋まってしまいます。
立って見る事が出来る可能性もあるので、興味がある方は離れた場所ですが足を運んでみてはいかがでしょうか。
お茶を見学できるので、お茶の作法を生で見られるうってつけの機会です!
・明神能・幽玄の花 金剛流奉仕
明神能・幽玄の花では、明神能ならではの神田明神の神職。
巫女による神楽演奏と巫女舞など金剛流薪能が披露され金剛流の芸風は豪華で華麗な動きで、目を奪われるほどの舞台!
なかなか見る機会のない舞台なので、一見の価値ありと言えるでしょう。
5月15日
・例大祭
例大祭では、全ての神職が奉仕する行事になり神田明神の一年の行事の中で最も重要な神事。
多くと人々が参列します。
巫女による巫女舞の奉納・祝詞奏上・拝礼と神事が行われ、日本の繁栄と平和の無事安全を祈願します。
アクセスと交通規制情報は?
住所)〒101-0021 東京都千代田区外神田2丁目16−2
お問合せ)神田明神 (03-3254-0753)
公式サイト:http://www.kandamyoujin.or.jp/
公共交通機関でのアクセス
神田明神の周辺には徒歩10分圏内に多くの駅ありますので、電車がおすすめです!
自宅から利用しやすい路線を選びやすいのもありがたいですね。
路線 | 駅名 | 徒歩 |
千代田線 | 湯島駅 | 約10分 |
御茶ノ水駅 | 約7分 | |
銀座線 | 末広町駅 | 約8分 |
日比谷線 | 秋葉原駅 | 約10分 |
交通規制について
本祭の行われる奇数年は、やはり混雑しますので交通規制が秋葉原駅周辺・日本橋三越前に行列の通過する時間帯に交通機関が敷かれます。
ですが今年の神田祭は陰祭なので、例年通り小規模な交通規制となる見込みです。
たとえ小規模であっても混雑が予想されますので、陰祭に行かれる時には早めに行動し、混雑に巻き込まれないよう心がけましょう。
神田祭の陰祭について偶数年と奇数年の違いをご紹介
神田祭は日本三大祭りに数えられる大きな行事でたくさんの人でにぎわいます。
開催スケジュールが5月11日~5月17日と6日間に渡って行われ本祭は神幸祭と神輿宮入りがあって正式なお祭りになります。
陰祭とは、本祭が2年おきに行われる場合に本祭がない年に行われるお祭りを陰祭と呼びます。
本祭と違い2日間だけの小規模の祭りとなります。
ですが、古風溢れる行事ですので心落ち着くひと時になるでしょう。
神田祭の歴史
神田祭は2015年に400年を迎えた神田神社の祭り。
ですがなんと!記録がほとんど残っていないため歴史そのものの内容は実は不明が多いと言われています。大祭になったのは江戸時代以降のことと言われています。
江戸幕府開府以前の慶長5年に徳川家康が合戦に臨む時などに神田大明神に戦勝の祈祷を命じていました。神社では家康の命によって毎日祈祷を行っており9月15日の祭礼の日に家康が合戦に勝利し見事に天下統一を果たしたのです。
その為家康は神田大明神を崇敬し、社殿・神輿・祭器を寄付し、神田祭は徳川家康のお祭りとして以後盛大に執り行われるようになったといいます。
神田神社はパワースポットでも有名で、勝願などにご利益があるとされています。
その理由がこの家康の天下統一のエピソードからも繋がってきますね。
神田祭の見どころ
可愛らしい巫女舞
5月14日に行われる巫女舞では、巫女たちが舞台に立ち可愛らしい巫女姿で舞を披露します。
普段ではなかなか見ることの出来ない巫女舞は人気の舞台!
次の動画では巫女舞を紹介していますが、素敵な篳篥(ひちりき(楽器の名前)の音色と共に舞う姿にはうっとりしてしまいますね。一見の価値ありです!
<2009 0514神田明神での巫女さんの舞>
パワースポット!神田神社そのものの良さ
神田神社は観光地としても有名で、普段でも多くの方が訪れます。
縁結ぶ・商売繁盛・勝運などにご利益があるとされ、なんと先にも少し触れましたがパワースポットとしても有名なのです。
パワースポットとしては獅子山の滝が良く知られていますので、足を運んでみるべきでしょう!
神田祭に行かれた際に、良い気が流れていると良く言われていますが神田神社そのものの良さにも注目して頂きたいです。
<「神田明神」東京のパワースポット>
神田祭では屋台も
歴史あるお祭りなので、厳粛な感じかと思いきや、神田祭ではいやゆる屋台も出ており、いわゆるお祭り気分も味わえます!
屋台は神田神社を取り囲むように焼きそばにフライドポテト・焼き鳥などたくさんの屋台を堪能できます。
まとめ
今回の記事では、奇数年に開催される神田祭の陰祭についての日程・スケジュールを中心にお祭りの見どころをご紹介しました。
代々伝わる歴史溢れる神田祭は、今も多くの人々に愛され続けています。
今年の神田祭は陰祭で小規模なお祭りですが、それでもとても人気なお祭りで本祭とはまた違った雰囲気のお祭りを味わえる良い機会!
是非、神田祭に足を運んでみてはいかがでしょうか?