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会社でのコミュニケーションの基本は報連相だけど、若手ビジネスパーソンが覚えておきたい「雑草」スタイル、何が違う?

投稿日:2019年4月30日 更新日:

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円滑に仕事を進めるためにはコミュニケーションは欠かせません、誰でも一度は聞いたことがある、「報連相」。

そう、報告・連絡・相談の略ですね。これを徹底すれば、一般にコミュニケーションは万全。どんな出来事にも対応できます!

、、本当にそうでしょうか?

会社での複雑な人間関係はそれだけで簡単に攻略できる!そんなことないですよね。親と同じくらいの先輩や上司、よくわからない先輩などその中で円滑にコミュニケーションを図ることは本当に簡単ではありません。そこで今、注目されているのは雑草(ザッソウ)というコミュニケーションスタイルなんです。

これは、雑談と相談を中心にコミュニケーションするスタイルで、何気ない会話から相談する障壁をぐーっと下げて、さりげなく仕事について質問するスタイルなんです。これによって、心理的なストレスを下げて、割と深い話まで相手と共有できるようになるんですね。

特に若手のビジネスパーソンには覚えていておきたい処世術ともいえるワザです。

それでは、今回の記事では改めて、「雑草」について紹介していきます。





報連相のコミュニケーションは古い?いまビジネスで密かに注目されている雑草スタイルとは?

冒頭にも触れましたが、仕事をするうえで必要な基本コミュニケーションスキルといえば「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」が有名です。多くの会社ではこれを叩き込まれるでしょう。

しかし、報連相の報告と連絡は、「過去の情報共有」であって、一方通行の会話になりがちで、なかなか本質や核心に迫れないことが多かったりするんですね。

その問題を解消しているのが、この雑草というスタイルで、普段の何気ない雑談の中から、相手との距離を縮めて雑談の中に相談毎を混ぜ込んでしまうという方法なんです!

報連相スタイルだけではカバーできない相談の本質

社内会議でも、人を集めて報告と連絡を行い、簡単な質疑応答があって終わりというスタイルはほぼ一方通行ですし、メールなどのコミュニケーションツールが発達している現在、果たして必要なのかという声も上がっていて、若手のビジネスパーソンでも疑問に感じる人は多いですよね。

「相談」は報連相の中で唯一、未来志向の会話も求められる要素ですが、困ったらなんでも相談しろよ!って先輩や上司に言われて、なんでも相談ってできますか?正直、この相談がなかなかしづらいと思う人が多いんですね。

日常の仕事で相談したいけど、、

・こんな相談したら怒られるじゃないか
・呆れらるんじゃないか

などなど、正直心配事が尽きない方、多いんじゃないでしょうか。

そこで、報連相に変わるスタイルが出てきて雑談と相談を織り交ぜる「ザッソウ(雑草)」と呼ばれるコミュニケーションスタイルです。

相手と”意味のある”相談するためには、相談しやすい間柄になっておくことって重要なんですが、すぐそんな関係性になれるでしょうか?報連相スタイルでは、”仕事だから”という前置きがあって、とりあえず形式的な相談をしたりしますが、なかなか核心に迫る相談ごとってできないですよね。どうしても、心理的にブロックしてしまいがちです。

そこで普段から何気ない会話、雑談を重ねることにより、相手との距離感をお互いわかるようにしておくことが重要になってきます。

ここまでなら相談できるな、とか、これ話すのはまだ早そうだな、といった感覚が付いてくると、相談のハードルがグッと下がります。

雑談ができない、雑談したくない人はどうすればいい?

そうはいっても、先輩や上司と何気ない雑談すらできない!むしろ雑談なんかしたくない!という方もいるかもしれませんね。わかります。

そうはいっても、仕事をしている以上、自分に少しでも有利な方向や状況にもっていかせたいですよね。

であれば、自分と近しい人とは良い関係性でいることはほぼ必須なのです。この点を踏まえておくことが本当に大切です。

人は相手に興味がある場合、どちらかというと会話が弾みやすく、興味がないと話が弾みません。恋愛と一緒ですね。これを前提に対策について簡単に触れます。





雑談できない人はどうする?

人との距離感を掴みづらい方ではないでしょうか?

そういった方は、万人受けするネタで会話することがベターです。

季節の話題、天気の話題あたりですね。こういった話は、誰とでも大体できます。ここから、地元関連のローカルネタへ展開して、共通の話題をゲットできれば、相手との距離感は近づくはずです。

エレベータの中、移動中の電車の中で使いましょう。そのために、ある程度ニュースなどから仕込みをしておくことが重要になってきます。

面倒くさい?、、よく自分のコミュニケーションを振り返ってみましょう。

誰とでも会話ができる人は、常にアンテナを張っていて、あらゆる情報を自然に仕込んでいます。誰でもこんなことはできません。なので、努力して仕込みをするのです。

雑談したくない人はどうする?

割り切りましょう。

上司、先輩と雑談ができない人は相手に興味がない、または仕事に興味が無い可能性が高いんじゃないでしょうか。はたまた、上司や先輩が嫌いという方もいるでしょう。

これもやはり、仕事を有利にするために、”割り切って”良好な関係性を作っておくということが重要です。

異動するとしても、転職するとしても、苦手な上司・先輩、合わない上司・先輩はどこにもいます。ほぼ避けられないといっても過言ではないでしょう。

そういった人たちとどう立ち回るか、ということは誰にでも課題になります。

先輩なら、最悪それほどコミュニケーションをとらなくても良いかもしれません。一方、上司はレポートラインとして何かしらを報告や相談することは避けられません。

なので、割り切って雑談をするようにした方が、長い目で見たときには良い結果を生みやすいです。雑談をする中で、関係性が良好になることもあるのでまずはトライです!

雑草が浸透したチームはどうなる?

フリーランスでもない限り、多くの人はチームで仕事をしていると思います。厳密にはフリーランスも他人と関わって仕事をしていますが…ここでは割愛します。

といことでチームで仕事をする以上はチームワークが何よりも重要です。

チームとして働くため、働きやすくするために「雑草」を取り入れることで、意外にも気軽るにアイデアを出し合ったり意見交換、何気ない日常会話が弾むなどチーム内の雰囲気がガラっと変わるんですね。

シーンともくもくと働いていて、会話ゼロのチームと、軽口を時には言い合いながら仕事をするチームと、どっちで働きたいですか?やっぱり後者のチームですよね。

なので、チームで働くコミュニケーションの一環としても雑草スタイルは大切な要素だといえます。

また、部下から上司に一方的に相談するだけでなく、上司も部下に相談することで、部下は期待されていると感じてモチベーションの維持につながるとも考えられているのです。

総じてコミュニケーションが活性化し、良い業績につながる可能性が上がります。

まとめ

今回の記事では、ビジネスパーソンにおける必須のコミュニケーション「報連相」に続く、「雑草」スタイルのコミュニケーションスタイルを紹介しました。

これを実践することで何といっても心理的にも仕事がラクになるという素晴らしいコミュニケーションズスタイルなんです。

今までは、職場では仕事上で必要な話だけで相談をしたくてもなかなかできないような雰囲気が多かったはずです。

雑草スタイルを適度に取り入れることによって、お互いの信頼関係や心理的安心感を得ることができると考えられています。

分からない状態でモヤモヤするよりも、早いサイクルで不明点や悩み事を解決させていったほうが、仕事の効率は誰が見ても明らかですよね。そのために、気軽に相談できる間柄になっておくことは何よりも重要。

気軽な会話から始めたほうが、自然と相談にシフトチェンジもしやすくなるはずです。

報連相がダメというわけではなく、雑草スタイルも組み合わせることによって、コミュニケーションの円滑化はより進みます。

雑談のように仕事の話ができるようになると、結果的に組織全体にポジティブな影響を与えること間違いなしです。

ぜひ、こちらの記事を参考に実践してみてくださいね!



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神奈川県在住の1児のアラフォーパパです。
気が付けばサラリーマン生活ももうすぐ20年。
IT業界ドップリ、途中ちょっとカフェでバリスタもやってみたりと、異色のキャリアを経て現在に至ります。
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